成人してから発症するアトピーの特徴は?子供との違いや対処法を解説

アトピー性皮膚炎は子供に多いと思われがちですが、大人になってから初めて発症する人も少なくありません。慢性化させないためにも、正しい知識を持ち、日常的なケアや生活習慣を見直すことが大切です。そこで本記事では、成人型アトピーの特徴や子供との違い、そして有効とされる対処法について詳しく解説します。
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大人になってから発症するアトピーの特徴
大人になってから発症するアトピーの特徴は、以下のとおりです。
- 再発や慢性化しやすい
- 顔や首など目立つ部位に出やすい
再発や慢性化しやすい
成人型アトピーの最大の特徴は、症状が慢性化しやすく、治療が困難になりやすい点です。子供の頃に発症するアトピーと比べて、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返しながら長期間続く傾向があります。社会人の場合、仕事のストレスや不規則な生活習慣により症状が悪化するケースも珍しくありません。
顔や首など目立つ部位に出やすい
大人のアトピーは、顔や首、胸部、背中など、人目に触れやすい部位に症状が現れるケースが多いです。とくに顔面では目の周り、口の周り、耳の周辺に症状が出やすく、日常生活や仕事に大きな影響を与えます。これらの部位は衣類で隠しにくいため、精神的な負担も大きくなりがちです。
子供のアトピーとの主な違い
子供のアトピーは、生後数ヶ月頃から発症するケースが多く、成長とともにバリア機能が発達して多くの子供は改善します。一方、成人型アトピーは20代以降に発症し、自然治癒することは稀です。また、子供の場合は適切な治療により比較的早期に改善する場合も多いですが、大人では長期間の治療が必要で、完全な治癒は困難とされています。
成人型アトピーの主な原因
成人型アトピーの主な原因は、以下のとおりです。
- ストレスや生活習慣の乱れ
- 肌のバリア機能の低下
ストレスや生活習慣の乱れ
慢性的なストレスは免疫系に影響を与え、アトピー症状を悪化させる要因となります。また、不規則な生活リズムや睡眠不足、偏った食事なども症状悪化に関与する要素です。夜勤や残業が多い職業の方では、とくに症状が不安定になりやすい傾向があるため、とくに注意しましょう。妊娠や出産、転職などの環境変化も、ホルモンバランスの変化とともに発症のきっかけとなることがあります。
肌のバリア機能の低下
成人では、さまざまな要因により皮膚のバリア機能が低下しやすくなっています。加齢に伴う皮脂分泌の減少や間違ったスキンケア、環境汚染物質への曝露などが主な原因です。
バリア機能が低下すると水分が失われやすくなり、外部刺激やアレルゲンが侵入しやすくなります。職場での化学物質への接触、化粧品や洗剤などの刺激物質も、バリア機能低下の原因となります。また、過度な洗浄や摩擦により、さらに機能が低下する悪循環が生まれるため注意しましょう。
成人型アトピーの対処法
成人型アトピーの対処法は、以下のとおりです。
- 保湿やスキンケアを正しく行う
- 生活習慣を見直す
- ミネラルを補う
保湿やスキンケアを正しく行う
症状のコントロールには保湿が欠かせません。入浴後すぐに保湿剤を塗り、乾燥を防ぐことでかゆみの悪循環を抑えられます。低刺激のスキンケア用品を選び、肌に負担をかけない工夫が大切です。
生活習慣を見直す
規則正しい生活と十分な睡眠を心がけることが、症状の安定につながります。バランスの良い食事や適度な運動を取り入れれば、身体の内側からも健やかな肌を育てられます。室内環境も重要で、適切な湿度管理とこまめな掃除でアレルゲンを除去しましょう。
ミネラルを補う
近年では、マグネシウムや亜鉛などのミネラルがアトピーケアに有効といわれています。食事からの摂取に加え、サプリメントや経皮吸収(入浴剤など)での補給も効果的です。ただし、過剰摂取は避け、医師と相談しながら適切に取り入れることが大切です。
成人型アトピーは身体の内外から丁寧にケアしよう
成人型アトピーは、子供のアトピーとは異なる特徴を持ち、慢性化しやすく治療が困難な疾患です。症状をコントロールするためにも、ストレス管理や十分な睡眠、バランスの取れた食事、そして必要なミネラルの補給により、肌の自然な修復力を高めてください。
