アトピー肌の乾燥対策は?手軽に試せる7つの方法と注意点を紹介

アトピー性皮膚炎の症状で、多くの方が悩まされるのが肌の乾燥です。かゆみや炎症が続くと肌のバリア機能が低下し、さらに乾燥が進む悪循環に陥りやすくなります。そこで本記事では、日常生活で実践しやすい7つの乾燥対策と、取り入れる際の注意点を詳しく解説します。
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アトピー肌に乾燥対策が欠かせない理由
アトピー肌に乾燥対策が欠かせない理由は、以下のとおりです。
- バリア機能の低下が症状を悪化させるため
- 保湿不足がかゆみや炎症を引き起こすため
バリア機能の低下が症状を悪化させるため
アトピー肌は皮膚のバリア機能が弱く、水分が蒸発しやすい状態になっています。その結果、外部からの刺激を受けやすくなり、かゆみや炎症が起こりやすくなります。バリア機能を守るためには、日常的な乾燥対策が不可欠です。
保湿不足がかゆみや炎症を引き起こすため
肌が乾燥すると、角質層の水分が失われて肌表面がカサカサになります。乾燥した状態では、些細な刺激でもかゆみを感じやすくなり、掻くことで炎症が悪化する悪循環が生まれます。かゆみの軽減と炎症の予防のためにも、十分な保湿で肌の水分量を維持する工夫が大切です。
アトピー肌の乾燥を防ぐ方法7選
アトピー肌の乾燥を防ぐ方法は、以下のとおりです。
- 入浴後すぐに保湿剤を塗る
- 部屋の湿度を保つ
- 低刺激の保湿剤を選ぶ
- 肌に優しい素材の衣類を着る
- 石鹸・洗浄剤は刺激の少ないものを使う
- 十分な睡眠とバランスのよい食事を心がける
- 塩を取り入れた入浴で肌を整える
入浴後すぐに保湿剤を塗る
入浴後は肌の水分が最も失われやすいタイミングです。お風呂から出てすぐに全身に保湿剤を塗ることで、水分蒸発を防げます。タオルで軽く押さえるように水分を拭き取り、肌がまだ湿っている状態で保湿剤を塗るのがポイントです。顔と身体で保湿剤を使い分け、症状に応じて使用量を調整しましょう。
部屋の湿度を保つ
室内の湿度が低いと肌の乾燥が進みます。とくに冬場は暖房により空気が乾燥しやすいため、加湿器を使用して湿度を50〜60%程度に保ちましょう。ただし、湿度が高すぎるとカビやダニが繁殖しやすくなるため、適度な湿度管理が大切です。
低刺激の保湿剤を選ぶ
香料やアルコールが含まれた保湿剤は、刺激になる場合があります。敏感肌用や医師が推奨する保湿剤を選べば、安心して日常的に使えます。成分表示を確認し、自分の肌に合うものを見つけることが重要です。
肌に優しい素材の衣類を着る
直接肌に触れる衣類の素材選びも重要です。綿100%の柔らかい素材や、肌触りの良い天然繊維を選びましょう。縫い目やタグが肌に当たると刺激になるため、縫い目の少ないデザインやタグレスの商品がおすすめです。
石鹸・洗浄剤は刺激の少ないものを使う
入浴時に使用する石鹸やボディソープは、低刺激性のものを選びましょう。弱酸性で保湿成分が含まれた製品が適しています。泡立てネットを使用してたっぷりの泡を作り、手で優しく洗うと摩擦を減らせます。
十分な睡眠とバランスのよい食事を心がける
肌の修復は寝ている間に活発に行われるため、質の良い睡眠を心がけましょう。1日7〜8時間の睡眠時間を確保し、規則正しい生活リズムを保つことが大切です。また、ビタミンやミネラル、良質なタンパク質を含むバランスの取れた食事で、肌の健康をサポートしましょう。
塩を取り入れた入浴で肌を整える
天然塩を入浴剤として使用すると、肌の保湿効果を高められます。海塩に含まれるミネラルが肌のバリア機能をサポートし、炎症を落ち着かせる効果が期待できます。湯量180~200Lに対し50g~100gの天然塩を目安に入れ、よく溶かしてから入浴してください。症状が強いときは沁みる場合があるため、状態を見ながら行いましょう。
乾燥肌対策を実践する際の注意点
アトピー肌の方が乾燥肌対策を実践する際は、以下の点に注意しましょう。
- 強い摩擦や熱いお湯は避ける
- 保湿剤は症状に応じて使い分ける
強い摩擦や熱いお湯は避ける
入浴時や洗顔時に強くこすったり、熱いお湯を使用したりすると、肌のバリア機能がさらに低下してしまいます。お湯は、38〜40℃のぬるめの温度に設定し、入浴時間は15分程度に留めましょう。身体を洗う際は、柔らかいタオルや手で優しく洗えば、肌への負担を最小限に抑えられます。
保湿剤は症状に応じて使い分ける
アトピーの症状は部位や時期によって変わるため、保湿剤も使い分けることが重要です。炎症が強い部位にはより低刺激な製品を選び、乾燥がひどい部位にはより保湿力の高い製品を使用しましょう。
毎日のケアで乾燥を防ぎ、アトピー肌を守ろう
アトピー肌の乾燥対策は、毎日の継続的なケアが何より重要です。今回ご紹介した7つの方法を参考に、自分の肌に合った方法を見つけて実践してください。症状には個人差があるため、無理をせず自分のペースで取り組むことが大切です。

