死海とは
死海(Dead Sea)は、イスラエルとヨルダンの国境に位置する、地球上で最も低い場所にある塩湖です。海抜約マイナス430メートルという特異な環境と、非常に高い塩分濃度(通常の海水の約10倍)で知られています。この極端な塩分により、生物がほとんど生息できないことから「死海」と名付けられましたが、その水と泥には豊富なミネラルが含まれており、古代から美容・健康の源として人々に利用されてきました。
死海の塩には、マグネシウム、カルシウム、カリウム、ナトリウムなど、肌や身体にうれしい天然ミネラルが豊富に含まれています。そのため、デッドシーソルトは世界中でスキンケアやリラクゼーションのアイテムとして高い評価を受けています。
デッドシーソルトには、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウム、リチウム、亜鉛、臭素など21種類以上の天然ミネラルが、自然のままの絶妙なバランスで含まれています。
日本では古来より『湯治』として温泉ミネラルを活用してきましたが、デッドシーソルトの成分組織はその常識を覆します。
特にマグネシウムは日本の代表的な温泉成分の約90倍、ナトリウムは約20倍、カルシウムは約40倍とも言われ、筋肉の弛緩、皮膚の保水、細胞代謝の正常化において高い機能性を持ちます。さらに、ストレス応答を調整するリチウムや、肌の抗炎症をサポートする臭素など、他の海塩や温泉水では得られない成分まで自然含有しており、まさに世界一のミネラル構造を誇るソルトです。
■なぜ私たちがイスラエル産にこだわるのか?
世界的に見ると、イスラエルとヨルダンの2つの国が死海に面しており、それぞれが採掘しております。近年、日本の市場ではヨルダン産のデッドシーソルトを使用するメーカーも増えていますが、アブラカダブラが選ぶのはあえてイスラエル産。その理由は明確です。
■国際基準で管理されているイスラエル産
イスラエル産のデッドシー沿岸では、世界的にも医学・薬学分野で研究・治療に用いられている高純度ミネラルの採取・精製が行われています。特に:
- 精製工程が医療・化粧品基準に準拠
- 水質検査や重金属チェックなど安全性管理が徹底
- EU・FDA規格などの国際認証を取得した施設のみで採取
- 医療用・治療用としての死海活用の歴史が長い
- 国が関与する研究・品質管理体制が整っている
- 代表的なイスラエル企業Ahavaは、製品開発に医師、薬剤師が関与しており、死海原料の輸出規制もあるほど
- 採掘エリアは厳しく規制されており、特定のミネラル濃度基準や粒子選別などが国際基準で行われている。
一方でヨルダン側は『Numeira Mixed Saits&Mud Company』など国営企業が主体で採塩を行っており大量生産。一括供給が可能です。またイスラエルは輸出体制が整っており国際基準に合わせた生産コストがかかっていますが、ヨルダン側は現地調達・輸出にコストがかからず、結果として市場に安くで出回ります。安い塩を高く売る業者が増えている背景も問題視されています。
このような背景により、イスラエル産のデッドシーソルトは世界的にも高価格で取引されており、品質の信頼性が圧倒的に高いのです。
■アブラカダブラのこだわり
私たちのアブラカダブラではイスラエル側の契約採掘場で採取された、厳格な品質管理のもと精製されたデッドシーソルトのみを使用。さらに、その中でも皮膚疾患の臨床研究で使用されているグレードに限り採用し、ブランドの信頼と治す美容の本質を守り続けています。